今回はレーザー受信性能が150%向上したお手頃なレーダー探知機、
「ZERO608LV」を紹介していこうと思います。
目次
ZERO 608LV |
GPSデータ登録総件数 |
176,000件以上 (取締・検問データ60,000件以上) |
受信出来る衛星の数 |
78基(2018年11月20日現在) GPS・グロナス・ガリレオ・みちびき・ひまわり・GAGAN |
更新データ・サービス追加にかかる費用 |
GPS・公開取締・データ更新 |
無料・(SDカード購入の場合は3500+税) |
WIFI連携 |
オプション対応不可 |
レーザー受信性能 |
初期モデルより150%アップ |
位置情報に関わるセンサー |
GPS+Gセンサー |
公開情報取締表示 |
対応 可能 |
移動式小型オービス |
対応 可能 |
SDカード有無 |
無し |
操作方法 |
赤外線リモコン操作 |
機能説明
内容物について(SDカードが無い)
説明書記載画像 |
内容物 |
ZERO 608LV 本体 |
リモコン |
ステー |
取扱説明書 |
シガーコード |
ステーサンバイザークリップ |
ステー固定用シート |
リモコン固定用 面ファスナー |
SDカード有無 (重要) |
無し |
レーダー探知機を使用するための用品は用意されていますが、
コスト削減のため、SDカードは別売となります。
データ更新の際は「32GB以下のmicrosdカードを用意してください」
と曖昧な容量を表記しているが、コムテックが販売している
無線LANオプション(この機種では対応不可)の容量の基準で考えると、
わざわざ32GBのmicroSDカードを購入する必要は無く
16GBのmicroSDカードを用意すれば問題ないです。
GPSデータ登録件数
ZERO608LV | ZERO909LS |
GPSデータ 登録件数 | |
176,000 | 180,000 |
取締検問データ 登録件数 | |
60,000 | 60,000 |
登録されるGPSデータは新製品が発売されるたびに増加しますが、
これには理由があります。
それは発売日時点での最大登録件数に過ぎないということで、
極端に古い機種ではない限り、GPSデータをアップデート
することで下位機種であっても同等の件数になります。
つまり気にする必要が無いと言うことです。
また、各社情報共有システム(この機種は未対応)がありますが、
この情報を元にGPSデータの登録が行われている可能性があります。
コムテックは無線lAN通信(有料オプション)に
対応している機種に限りますが、
レーダー・レーザー波を受けた際に取締情報を自動投稿するシステム。
探知機本体・ブラウザから投稿された取締データを共有するシステム。
この2種類があり、他社を圧倒する共有システムがあります。
なかでも、自動投稿システムはコムテックだけです。
このシステムをコムテックは「COMTEC P-INFO」と名付けているが
この機能をホームページ等で大々的に紹介していないので
ブラウザで登録地点を確認出来る事実を知らず
その恩恵を実感出来ないユーザーが多いのです。
始めてコムテックを購入したユーザーは少し困惑を受けるかもしれないですが、
多くのユーザーがこのシステムを利用しているのは間違いないです。
すこし惜しい所です。
一部口コミ
受信出来る衛星の数
2020年9月18日現在、コムテックで発売されている
最新のレーダー探知機、「ZERO909LS」の最大衛星受信数は88基。
この数値は2020年2月16日に調査した数値であり、
打ち上げされた衛星の数に左右される数値であります。
ユピテルでは現時点で2019年2月19日に調査したのが最後になり、
コムテックより1年ほど最終調査年月日が遅れています。
この時点での最大受信衛星数は84基。
調査結果は調査した時点で稼働している衛星を基準としているので、
受信出来る衛星の種類に違いが無ければ同等の最大受信数となります。
なので、受信数に関して気にする必要は無いのです。
ZERO 608LV | ZERO 909LS |
画像タップで拡大します。 | |
警報の違い
コムテックで発売されている全てのレーダー探知機はフルマップデータではなく、
レーダースコープという方式をとっており、自車位置を中心として、
登録されたポイントの位置や方角、距離を視覚的に簡易表示する方式となっております。
従って、フルマップでは無いという理由で位置がわかりにくい、使いにくいという
不便なことはありません。
一方、上位機種(ZERO 608LV 706V 808LV 909LS)になると、
自車から1km圏内にあらかじめGPSデータに収録されたオービスが入った場合、
レーダースコープ表示から3Dマップ表示に切り替わるので、
より自車位置とオービスの位置が分かるようになっています。
今回紹介しているZERO608LVは、この機能を使用できます。
ZERO608LV | ZERO「3・5」シリーズ |
GPSデータ登録されたオービスに接近した際の表現 | |
画像警告 | 3Dマップ表示に切り替わる |
|
|
データ登録されたオービス以外の警告 | |
表示のカスタマイズ | |
モード変更による簡易表示 | |
ZERO 608LV では取締情報の共有・投稿は出来ない。
こちらの機種は有料無線LANオプションに対応していない為、
投稿共有機能の利用は対応不可となります。
ですが、共有機能に興味のある方は、以下を参考にして頂くと
共有機能に関しての理解が深まると思います。
コムテックは投稿パターンが3つある。
投稿方法の種類は以下の3種類となります。
- (オプションのWIFI仕様)レーダー探知機でポイント登録後、編集をして投稿。
- (オプションのWIFI仕様)レーダー探知機でポイント登録せず、そのまま投稿。
- スマホやPCのブラウザから投稿。ユーザーが登録したポイント確認も出来る。
この機能は「ZERO 706LV・708LV・808LV・909LS」が対応しています。
メーカーは運転中の操作を推奨していませんが
レーダー探知機からポイント投稿する場合、
結局は走行中の操作となってしまいます。
ポイント登録操作は「画面を上スライド、そしてボタンをワンタッチ」
ものの数秒で終わってしまうので運転には支障は出ないです。
登録後は、停車時にゆっくりとポイント投稿が出来るので画期的なシステムになります。
投稿されたデータはブラウザシステムで確認することも出来ます。
他ユーザーが投稿したポイントも確認出来るのがこのシステムの良いところで、
システムの利用はコムテックを購入していないユーザーでも無料で確認・利用出来ます。
しかし、残念ながらメーカーはこの共有機能
「COMTEC P-INFO」を大きく宣伝していないのです。
そのため、始めてレーダー探知機を買われた多くの方は
ユーザー間でのデータ共有を実感していない方がほとんどだと思います。
ですが、コムテックを購入された多くのユーザーがこのシステムを支えています。
ZERO「7・8・9」シリーズ |
投稿までの流れ(タッチすると大きくなります。) |
本体から投稿する方法(有料オプション)
スマホ、PCブラウザから投稿する。(誰でも可能) |
無線対応の機種は「リアルタイム自動取締共有」機能がある。
有料オプションの無線LANを使用している場合に限りますが、
レーザー、レーダー探知機を受信した際にクラウドサーバーを通じて、
情報をリアルタイムで共有出来る機能を持っている。
また、古くなった共有データを排除する機能もあるので、
常に新鮮で信用度の高い情報を共有することが出来る。
コムテックは常時通信するだけでユーザーが操作しなくても取締情報を送信し、
そしてサーバーに保存された他ユーザーの情報を
共有出来る画期的なシステムを持っている。
そして、取締共有機能で自動投稿された期間を制限することで、
信頼性・即効性の高いデータ共有を実現できる。全ての期間を設定することも可能です。
また、現在地を中心に取り締まる範囲も設定が可能になります。
(理由は分からないですが、レーダーだけ有効期間設定が無いです。)
ZERO「7・8・9」シリーズ |
自動投稿取締共有機能 |
自動投稿共有設定 |
(手動投稿)取締共有アイコン |
データ更新方法
ZERO608LVは無線LANオプションに対応しないため、
SDカードを抜き、パソコンからデータをダウンロードする方式である。
SDカードは付属されていないので、別途用意する必要がある。
ZERO608LV |
通信しないデータ更新 |
メーカーによるレーダー探知機としての考え方
ユピテルはレーダー受信感度が高く誤検知が多く頻発する事をメーカーも認めています。
そのため、自動キャンセルする「iキャンセル」を特許技術として搭載しています。
しかし、ユピテルの新型レーダー探知機は「旧来のKバンド」より、
さらに「進化したKバンド」を受信できるよう信号帯域の幅を広く設定した影響で
レーザー探知が搭載されてからは誤検知が多くなったのも事実。です。
口コミからも同じ意見が多く寄せられています。
また、ユピテルの上記画像には「Kバンド」対応と記載されていても
受信しない製品があると説明されている部分があります。
これは想像になりますが、セルスターの製品を指している可能性が高く、
その証拠に「本機で探知できない新設速度取締機を発見した場合
カスタマーサービスまたはEメールなどでお知らせ頂きますようお願いいたします」
と取扱説明書に記載されています。これは新型のKバンドを受信できないことを
セルスターが認めている事になり、GPSポイントによる警告を重視する考えと
受け止めることができます。
実際に24.1ghzのレーダー電波を受信しないというネットの声もあります。
ちなみに私が見た限り、
こういった記述はユピテル・コムテックのどこにもありませんでした。
ZERO608LV ネットの口コミ
低評価レビューで散見されるものは、ネガティブな要素のものが含まれるので、
批判的な内容が含まれやすいです。そのなかでも客観的なレビューを元にしています。
対して、肯定的なレビューは、ポジティブな感情が入っているので、
文章が短くなりやすいです。
そのため、主観的要素が少なく、より客観的な要素が多いレビュー
(つまり、評価が中間より少し上)を元に口コミをより分かりやすく編集いたしました。
ぜひ購入の参考にしてみてください。
肯定的意見
安全運転の心掛けの為購入
購入ユーザー
リモコン操作だけでも悪くない。
購入ユーザー
レーザー取締が増えている中、良いタイミングで買い換えが出来ました。他機種も検討しましたが、808LVは画面が大きい(4.0インチ、今期種は3.2インチ)708LVはドラレコ連携、WiFi更新、タッチパネル等は必要ないため除外、リモコン操作で十分だったので本機を購入。
旧機種比較になりますが、上のバイパスを走っているとその下の道の警報がよくなりますが、設定変更で72Vと同程度になりました。ただ、音質が悪いと感じています。72Vは現行708LVと同じで、リモコン・タッチパネル・両脇ボタンと全ての操作ができましたが、リモコンの操作性がよく、使いやすいです。
否定的意見
電波受信感度は最低
購入ユーザー
Hシステム(レーダー式オービスの一種)はユピテルが1km手前で反応したが、この機種では100m手前で反応。Xバンドでこれだと、Kバンドの受信感度も同じではないでしょうか。
よくレーダー探知機の誤判定の原因とされているコカコーラの自販機でも実験してみましたが、ユピテルは遠くからよく反応してくれます。しかし、当機種では半分以下の距離で反応しています。北海道ではKバンドを使用した移動オービスが多いので、気が付かず真横を飛ばしていたら捕まってしまいます。保証期間も一年で、しかも製造が韓国製、説明文にきちんと書いて欲しいです。都合の悪い事は書いていない。
GPS精度に難、起動も遅れる。
購入ユーザー
また、一般道を走っているにも関わらず、数百メートル離れた高速道路のオービスを警告してくることもあります。Nシステムも真下で警告することも稀にありました。(ミュート設定はしていません。)そして、スマートフォンのナビではトンネルに入るとしばらくはGPSを補足していますが、これは途端にGPSを受信しなくなります。GPS精度が悪いのではないか。(Gシステムが機能していないのか?)
他のことになりますが、説明書に記載されている内容で「オービスポイントをキャンセルする」とありますが、「速度取締にご注意ください」と限定的ではないものはキャンセルできないです。
他のレーダー探知機のデザインが良くなかったので(ボタン式の文字が大きくそして光る)シンプルなこちらを選びましたが、値段相応と感じました。不満が出ない上位機種を買えばよかったです。
今回紹介した商品
違うタイプも検討したい
まだ記事は少ないですが、違うタイプも用意しています。そちらもご覧ください。