セルスターからセパレート型のレーザー対応探知機「AR-3」が発売されました。レーザー受信口を気にせず本体を設置できるこの製品。ユピテルのLS310と何が違うのか比較していきます。
LS310(a360α) | AR-3 |
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GPSデータ登録総件数 | |
162,000件以上 (内、取締・検問データ57,000件以上) |
(取締り、検問データ/52,000件以上) |
190,000以上
WIFI連携 | |
(オプション)SDカード(税抜き7000円) | 標準装備(ASSURA+Link) |
レーザー受信性能 | |
エスフェリックレンズ | 最速・広角レーザー受信 (受信レベル2段階受信) |
操作方法 | |
タッチパネル(静電式) | リモコン |
機能の違いを比較
GPSデータ登録件数の違い
セルスターのAR-3はGPS登録件数が190,000以上。対しユピテルの登録件数は162,000件以上となっていてかなりの開きがあります。その内(取締り、検問データ)52,000件以上に対し、57,000件以上と5000件の開きがあります。
警報の違い
セルスターは、ゾーン30・駐車監視エリアに力を入れている
セルスターのマップ表示は非常に鮮やかで多くの情報(ゾーン30・駐車監視エリア)が視覚的に範囲表示されるので分かりやすい。都心部は取り締まりが強化されているのでありがたい機能だ。
ユピテルは踏切手前の立ち往生を防止してくれる。
多くの路線がある都心部。踏切の状況は一度通らないと分からない。ユピテルは踏切から500mの範囲を通ると、「開かずの踏切」、「事故が多発する踏切」など多くの危険因子を詳細に伝えてくれる機能が付いている。
ユピテルは公開取締情報を路線表示してくれる。
公開取り締まり情報はメーカーから毎日無料で更新・配信される情報である。現在走行している道路を色線にて警告してくれるので、空いてる道路で飛ばしてしまいそうな気持ちをセーブしてくれる。
LS310 | AR-3 |
表示される情報量 | |
GPS登録ポイントに接近した時の表現 | |
ゾーン30・駐車監視エリア | |
マップには表示されない | ゾーン30は緑・駐車監視エリアは黄色で 範囲表示 |
踏切の詳細 | |
公開取締情報の表現 | |
走行している道路を色線にて警告してくれる | 起動時、取り締まり時間帯に表示 |
取り締まり情報の投稿方法
ユピテルはレーダー探知機本体でほぼ投稿が完了する。
ユピテルは走行中にピンを登録(最大4つ)する必要があるが、その操作はわずか数秒で完了する。投稿は停車時などいつでもできる。投稿までが簡単だ。だが、投稿が反映されているかは自分では実感出来ない。ユーザー投稿されたデータも月額制の有料会員となる。
セルスターは走行時にピン登録することは出来ない。
セルスターはレーダー探知機本体で取締登録が出来ないので、走行後にスマホやPCで地図を確認してから投稿する形になる。しかし、ユーザー間で投稿されたデータはスマートフォンやPCを使い簡単に確認出来るようになっていて、使い心地はとても良い物だった。
LS310 | AR-3 |
投稿までの流れ(タッチすると大きくなります。) | |
1.本体でピン登録をする
2.途中からスマホで投稿する
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1.スマホアプリで投稿 (PCブラウザからも投稿可能) |
取り締まり情報の共有方法
セルスターは通信に必要な無線LANが標準搭載されている。
セルスターはASSURA+Linkを一番に売りとしているので、標準で通信機能が備わっています。そしてマップデータ以外の更新は全て無料。ユーザーに対しお得感を前面に出している。ユピテルで無線LANを搭載するにはオプションで高額のFLASHAIR対応のSDカードを購入しないとならない。
ユピテルの無線LAN機能付SDカード「OP-WLSD16」の代替品は?
2020年4月27日、ユピテルはレーダー探知機のアップデートにより、WIFI通信が一部の機器でエラーが発生している。原因が判明しない限り販売を中止することを発表している。2020年8月20日現在も続いている。台替品は市販のFLASH AIRで対応している方がいた。
ユピテルのレーダーに使用している。
購入ユーザー
LS310 | AR-3 |
料金(タッチすると大きくなります) | |
有料 990円~4950円 | 無料 |
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データ更新方法 | |
無線LANによる更新 | |
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通信を使用しない更新 | |
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メーカーによるレーダー探知機としての考え方
ユピテルはレーダー受信感度が高く誤検知が多く頻発するので、自動キャンセルする「iキャンセル」を特許技術として搭載しています。しかし、ユピテルの新型レーダー探知機は「旧来のKバンド」より、さらに「進化したKバンド」を受信できるよう信号帯域の幅を広く設定した影響でレーザー探知が搭載されてからは誤検知が多くなったのも事実。口コミからも同じ意見が多く寄せられています。
また、ユピテルの上記画像には「Kバンド」対応と記載されていても受信しない製品があると説明されている部分があります。これは想像になりますが、セルスターの製品を指している可能性が高く、その証拠に「本機で探知できない新設速度取締機を発見した場合カスタマーサービスまたはEメールなどでお知らせ頂きますようお願いいたします」と取扱説明書に記載されています。これは新型のKバンドを受信できないことをセルスターが認めている事になり、GPSポイントによる警告を重視する考えと受け止めることができます。実際に24.1ghzのレーダー電波を受信しないというネットの声もあります。
セルスター | ユピテル |
ネットの口コミ AR-3
ネットで購入した方の声をまとめて分かりやすくしました。参考にしてみてください。
参考になる意見
(否定的)10年前の同社製品より退化している。
ユーザー
(肯定的)タッチパネルが欲しい。
購入ユーザー
セパレート、かつ、タッチパネル機能を求めるなら「AR-7」
AR-3 | 旧機種 |
GPSログ | |
リモコン | |
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ネットの口コミ LS310
ネットで購入した方の声をまとめて分かりやすくしました。LS100にも関連したコメントもあります。参考にしてみてください。
参考になる意見
(否定的) A350α(LS300)よりは進化したが....。
ユーザー
(肯定的)設定で誤警報改善。
ユーザー
結論
現在ユピテルで発売されているレーダー探知機は、受信感度が高く、誤検知が多いのが事実ですが、その分多くの種類のレーダー・レーザー波に対応するのも事実です。セルスターはレーダー検知性能よりも(Kバンド)GPSポイントに重要度を割り振っています。幅広い探知力を選ぶか、ASSURA+LINKによる、共有された膨大なGPSポイントによる確実な予防運転を選ぶか、どちらかを優先すると自分に合ったレーダー探知機を選びやすくなるかもしれません。
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