目次
2021年2月発売
コムテック
ZERO 609LS
同タイプと機能比較。
発売日 | ||
2021年2月 | 2020年8月 | |
機能名 | 609LS | 909LS |
進化した機能 | ||
レーザー受信性能 | 広角レンズ・複数センサ搭載 | 旧来スペック |
基本性能 | ||
ディスプレイ | 3.2インチTFT | 3.1インチMVA |
操作方法 | リモコン | タッチパネル |
LED(5色:ブルー/レッド/オレンジ/ホワイト/グリーン) | ― | ― |
レーダー&レーザー取締共有システム(オプション) | ― | ON/OFF可 |
ユーザー投稿システム(オプション) | ― | ● |
Gセンサー/ジャイロセンサー | Gセンサーのみ | ● |
最新GPSデータ無料ダウンロード更新方法 | 市販microSDHC | 付属microSDHC |
無線LAN自動ダウンロード更新(オプション) | 対応していないので、通信で更新出来ない | ● |
スマートフォン更新(オプション)注1 | ― | ● |
ドライブレコーダー相互通信 | ― | ― |
便利機能 | ||
正像/鏡像切替機能(外部入力映像を正像/鏡像表示に切替可能) | ― | ― |
設定情報バックアップ機能 | ― | ● |
(本体設定をバックアップ可能。対応機種間の読み込みにも対応) |
発売日 | ||
2021年2月 | 2020年8月 | |
機能名 | 609LS | 909LS |
基本性能 | ||
機能 | 変化なし | |
受信機能 | ||
レーザー受信性能 | 広角レンズ・複数センサ搭載 (第3世代)2世代目より40%アップ |
旧スペック(第2世代) |
レーダー受信機能 | ||
レーダー受信機能 | 変化なし | |
誤警報低減機能 | ||
レーダー波識別 | 変化なし | |
受信感度 | 変化なし | |
GPS警報表示・警報音 | ||
変化なし | ||
GPSデータ | ||
GPSデータ (休憩スポット・安全運転に貢献する警告など) |
164,000以上 | 162,000以上 |
取締・検問データ | 59,000以上 | 57,000以上 |
便利機能 | ||
マップズーム機能 | 初搭載 | 無し |
レーダースコープ(待ち受け) | 初搭載 | 無し |
待受背景カスタム | 初搭載 | 無し |
リマインダー機能 | 初搭載 | 無し |
レーザー受信性能(のみ)が格段に進化。
超広角レンズ・複数センサーの追加により受信性能アップ。
本機種からレーザー受信性能が進化しました。理由としては広角レンズの採用、従来一つだったセンサーを複数個に増設し、さらに広角での受信を可能にしているということです。ただ気になる点が有り、同時期に発売された同機種(709LV・809LV)では複数センサーではなく、クアッドセンサーと表記されている事です。この件についてはコムテックの電話確認をしたところ、複数センサーとクアッドセンサーのセンサー数は違いがあり、複数センサーの方がセンサー数が少ない事が判明しましたが、具体的な数に関しては問い合わせた相手も把握しておらず、調べて頂きましたが結局の所、数は不明とのことでした。
3月に発売される709LVには
Kバンド誤報低減・レーザーセンサー数記載がされているが...
公式情報では709LVには誤警報を大幅に低減し、さらには新型レーダー探知機Kバンドの受信感度が従来機より性能が向上、また、レーザーセンサーが4個付いていると発表されていましたが、609LSにはその記載が無いので、後日コムテックに電話確認してみました。
早速コムテックに電話してみた。
センサー数の違いについて
609LSのレーダー誤報軽減・感度向上について
電話確認した結果、レーザー・レーダー性能は構造上709LVに劣ることが判明。
ほぼ同時期の発売でしたが、同等の性能ではないことが残念でした。
本機種購入によるデメリット
オプションによるWIFIデータ更新に対応不可。
本機種はZERO6シリーズに当たり、レーザー受信レンズを広角化しただけで608LVをそのままそっくりセパレートしたモデルになります。なので通信を利用した無料データ更新や情報共有システムを使うことが出来ません。(有料オプション・テザリングなどのWIFI環境が必要)レーザー受信性能は向上しましたが、最新モデルなだけでランク的には909LSを下回ります。
データ更新用のmicroSDは同梱無し。
レーダー探知機の廉価グレード品にはmicroSDカードは同梱されていないのでこちらは市販品のものを購入しましょう。16gbのサイズで十分です。また、アダプターがついているとパソコンでの更新が楽になりますので、同梱されたこちらの商品がお勧めです。キオクシアというメーカーになりますが、旧東芝製になりますので信頼性が高いです。
ジャイロセンサーがついていないので、現在地の精度が悪い。
ほとんどの車のカーナビゲーションシステムには、ジャイロセンサーが搭載されていて、自車がどの方向を向いているのかを方位磁石みたいな仕組みで検知しています。それはレーダー探知機も同様です。ですがジャイロセンサーがついていないカーナビゲーションでは、衛星から受信できるGPS信号が失われた時に位置情報の修正が出来ないので、ナビゲーションの画面内は迷子になってしまいます。ですが、このレーダー探知機にはそれが搭載されていません。
操作はリモコンのみ。
コムテックで発売されている909LSではタッチパネルでの画面操作が出来ますが、本機種609LSはリモコンのみでの操作になり、パッと操作したい等では操作が億劫になるかもしれません。リモコンのみだからと言ってそれが悪いわけじゃない。訂正しよう。
2021年3月新機種なのにKバンドの誤報・受信感度アップ無し。
これはかなり残念ですが、同時期に発売された709LVと同等の受信性能ではないことが電話確認で証明されたので、もし最新の性能を望んでおられる方は購入を見送ったほうが良いでしょう。
本機種購入によるメリット
セパレート型なので設置場所が自由。
レーダー探知機のみの時代では場所を気にせずに設置が出来ましたがレーザー搭載となるとそうもいきません。レーザーを受信するには必ずレーザー受信口が前を向いていてセンサーに遮蔽物がない場所に設置しなければなりません。ワンボディタイプではダッシュボードに設置、もしくはサンバイザーに設置することもできますが、サンバイザーの機能を制限することになるので自由な設置が出来ないので、ダッシュボードに張り付けたら糊の跡がつくかもしれないので精神衛生上によろしくありません。(自分だけかもしれませんが)ですが、セパレートタイプではレーザー受信口が分割されているために本体は自由な方法で設置出来るのです。しかし、配線が面倒な方はワンボディタイプをお勧めします。電源とレーザー受信口と二つの配線をしなければならないからです。
購入をお勧めするオプション。
位置情報補正に重要なOBD2、配線も綺麗に。
OBD2とは本来車の健康状態を専用の電子機器を用いて診断する装置をつなげるためのコネクタになりますが、現在ではレーダー探知機のような診断とは関係ない機器でも繋げられる商品が登場しています。レーダー探知機をOBD2に接続すればタイヤの回転速度から正確な速度を測れるのでGPS信号を失った際(トンネル等)に位置情報のズレを補正してくれます。(ただし、本機種はジャイロセンサーがないので信号を失った際は向きは変えられない。向きが変わらないままマップ上では進んでしまいます。)それ以外にもエンジンの水温情報、正確な平均燃費、走行時間、様々なデータがOBD2の信号を元に計算してくれるので、見ているだけで楽しいですよ。また、シガーソケットから電源を取るよりも綺麗に出来るのでオススメです。ただ、価格が約6000円と高額です。
安く綺麗に配線したい。直接電源タイプ。
配線を綺麗にしたいけどOBD2は高いと感じる方におすすめ商品はこちらになります。配線の難易度は少し上がりますが綺麗な配線が出来ます。ただ位置情報の補正等が効かないため、山間部を多く走る方にはあまりオススメしません。
配線を隠すのが面倒なら、これがおすすめ。
配線を隠すのが大変...、後で配線の種類を替えるかも?...。という気持ちの切り替わりが大きい人にはこちらのコードレールをオススメします。有名メーカーの3M製(スリーボンド)両面粘着剤を使用しているので、耐久性が高いです。配線を覆い隠して接着するタイプではないので容易に配線を入れ替えできるので、最初はシガーソケット、次は直接電源、最後はOBD2と色々と配線を考えることが出来ます。最初から本気で内装を剥がしたりして配線を隠してしまったら後々のカスタマイズが面倒になります。