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SN PLUS規格のエンジンオイル ダウンサイジングターボ車は普通のオイルじゃだめ?自分でオイル交換している人は読んで!

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日常で車を使う一般の方はオイルの善し悪しなんてあまり気にしていない方がほとんどでしょう。良く買い物に行く足代わりとして乗ってる車にもターボが付いてるなんて気にもとめないでしょうから。ターボは馬力至上主義という理由だけで搭載される事は最近無くなりましたが、最近ではトヨタでも多く採用されてきています。トヨタでも多いですよね。例で言うと1.2Lターボの「カローラ」とか。

意外と多いダウンサイジングターボ搭載車種

意外に多いダウンサイジングターボ搭載車種

本来ダウンサイジングターボエンジンは小さいエンジンで大きな力を生み出しながらも、省燃費性を向上する目的で開発されたものですが、各社お手軽高級スポーツカーにもダウンサイジングターボ車を搭載するようになり、進化をしてきました。

ミニバンにもターボエンジン

トールとルーミー、タンクはベースが同じ

中にはコンパクトミニバンにも搭載されるようになり、その例で言うと、ダイハツ「トール」トヨタ「ルーミー」「タンク」がダウンサイジングターボをちゃっかり搭載しているんです。私は新しく記事を書こうとして最近この事実を知りました。ちなみにターボが搭載されていないモデルもあり、そちらの加速は軽よりも遅かったです。(クソ)

1リッター98馬力

ホンダ車はターボエンジンだらけ

シビックハッチバックは1.5Lターボで182馬力
中でもホンダのダウンサイジングターボの搭載車種は多いです。
この「L15」系のターボエンジンは「ステップワゴン」「ジェイド」「CR-V」「シビックハッチバック」「ヴェゼルツーリング」など、多くのホンダ車に採用されています。詳しい仕様はここでは書きませんが、ダウンサイジングターボエンジンはチューニングがしやすく、車格に合わせた調整ができるので、様々な車種に搭載することが出来る汎用性の高いエンジンなのです。(エンジンの開発コストが掛からない)しかも、元々のエンジンが小さいのでエンジンルームのスペースを最小限にして室内の空間を広くとる事が出来ます。前期RPステップワゴンがださいと言われたボンネットの形状がそれを物語っています。(後期型はかっこいいですが)

ダウンサイジングターボ化による弊害 とは?

LSPIといわれている「低速回転高負荷」時の早期着火によるエンジンへのダメージです。ダウンサイジングターボエンジンは燃えかすが生成されやすく、エンジンの燃焼室に煤が溜まりやすいという欠点がありエンジン6万回転につき1回の割合(1時間の走行で約1回)異常燃焼が起きるそうです。頻度はそれほど多く思えないですが一度起きただけでかなりの衝撃が発生するので最悪エンジンを壊してしまう事もあります。ですが、最近のエンジンオイルはこの欠点を払拭する規格が登場しました。

必ずSNPLUS規格のエンジンオイルを入れて

API SNPLUS

もし自分でオイル交換をしている場合、対応したエンジンオイルを入れるように心掛けましょう。エンジンオイルには規格があり「SN PLUS」という新企画が2018年5月1日に発行されました。このエンジンオイルは生成される煤を固形になる前に溶かして洗い流す機能があります。

100%化学合成油だけでオイルを選んでいませんか

私はamazonでよくモービル1オイルを購入しています。乗っているのはダウンサイジングターボ車で入れているのはもちろんSNPLUS規格です。このエンジンオイルはSN規格の上位互換で値段も1000円ほど高くなっています。しかも合成油と表示されており、性能が100パーセント化学合成油より劣っているのではないかと誤解されてしまいそうです。私はそれぞれレビューを確認しましたがこちらの旧モデルのオイルが100パーセント化学合成で値段が安いことで選んでしまっている方がちらほらといらっしゃいました。
それは大きな間違いでダウンサイジングターボでなくてもSNPLUS規格のオイルを入れた方が良く、なぜなら現時点で一番品質の高いオイルだからです。(断言)洗浄能力が高いのでエンジンスラッジ(燃えかすや煤、ごみ)の原因による故障リスクを下げる事が出来るからです。モービル1に限らなくとも、エンジンオイルは新規格のSNPLUSを入れた方がエンジンのためです。値段もそれほど変わらないと思うので、出来るだけSNPLUSを入れましょう。

SNPLUS

モービル1はホンダ純正オイルとしてディーラーでおすすめされています。

タイプR

ホンダではディーラーによって違いはありますが、メンテナンスパックのコースが「純正タイプ」と「モービル1タイプ」の2種類が用意されていました。それがいつの間にかメンテナンスパックの値上げがされていたことに気が付きましたでしょうか?純正オイルは「モービル1」に統合され、別コースとしてハイブリッド専用「ウルトラネクスト」オイルが追加されていた事を。

実はモービル1のオイル規格に変更があり、「SN」から「SNPLUS」に変更されていたんです。ホンダでは「SNPLUS」の独自規格は扱って降りません。だからモービル1と提携して売り出したのでしょう。そっちの方が開発コストかからないし(ちょっと焦ったのでしょう。だって初めてRPステップワゴンが売り出されてからもLEOを使っていたんだから笑)

しかも、ダウンサイジングターボがこれから多く採用されていくんですから。ハイブリッドエンジンはターボなんて使わないでしょ。だから「ウルトラネクスト」。たぶん運営している子会社さえも気づいてないです。その「規格変更」の重要性については。(ホンダ技研からお達しがくるだけですから笑)まあ客にも営業トークとして話しちゃまずいし。「今までSN入れてたンだけど!!!」って。

後、意外ですが現行のタイプRは「0-W20」指定です。エンジンの精度とオイルの品質が向上したからでしょうね。車の進化は凄い。

 トヨタ純正SNPLUS規格オイル。コスパ良い。

最近発売されたカローラ1.2Lターボ

自社でSNPLUSを開発しているメーカーはないかネットで調べて見たんですが、トヨタが開発してましたね。さすが。残念ながら開発経緯などは載っていなかったですが、さすがにSNPLUSは結構浸透してきているから今更載せないんでしょうね。高性能なダウンサイジングターボエンジンを搭載している車に合わせて発売したんでしょう。

カローラと同型のターボエンジン

最近のトヨタの路線はかっこいいですよね。「カローラ」と「CH-R」にもダウンサイジングターボ搭載って贅沢ですね。ちなみにトヨタの純正SNPLUS規格のエンジンオイルは現在amazonで3200円と格安だ。レビューも悪くない。

最強コスパ!約3200円!

元整備士たっちゃんからの一言

ダウンサイジングターボはオイルの維持費が高いなんて言われますが、2Lのエンジンと1.5Lターボエンジンを比べたら入れるオイル量も少ないし、5000kmで1回交換すれば良い。それほどネガティブはないと言える。安いのでオイル代はケチらずにオイル交換しましょう!

(2020年08月15日)追記。SP規格オイルが追加。

SNPLUSより進化したエンジンオイルが今年7月に登場。その名も「API-SP規格」。タイミングチェーンの伸びを防止する機能が追加された。主にエンジンオイル管理が問題になり、煤や汚れでタイミングチェーンの伸びる原因と言われているが、何故なのかその具体的な内容はどこにも書かれていない。タイミングチェーンの構造は、3~5枚の多層プレートと、それをつなぎ合わせるピンが数珠繋ぎになり金属ベルトとして機能する。設計者やメーカーの考えにより、タイミングプーリに噛ませる部分はプレートかピンのどちらかになる。何故、エンジンオイルにより摩耗をするのか。これは私の憶測になるが、オイル中に含まれる煤で潤滑不良となり、ピンとプレートのクリアランス(隙間)が微妙に増えてしまうことが原因だろう。これが多数のピンとプレート間に起こればチェーン全体に影響が及び、伸びにつながるのは当たり前だ。また、1990年代から一部車種にサイレントチェーンが搭載されるようになったのだが、正直に遅すぎる。オイルがエンジンの進化に追いついていないといっても過言ではない。また私の憶測になるが、今回新たに開発されたSPオイルは「煤」をオイル中によく溶かし、「極圧性」を高めていることが予想される。ということは、エンジン内部品の全体寿命が従来のオイルより増えることも期待できる。SPオイルに次ぐ規格がいつ発表されるかは分からないが、これが現時点でのエンジンオイルの完成系なのだろう。

 

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